サラリーマンADHDのための読書案内

発達障害、特にADHD周りの本のレビューです。未完の記事でも挙げてしまえ!をモットーに更新していきます。

発達障害の診断が出るまでのプロセス

「これからの発達障害のアセスメント」

ミスお役立ち度 ★
空気読役立ち度 ★
仕事お役立ち度 ★
知識が深まる度 ★★★★★
本として面白度 ★★★

※評価はその時の気分で左右される主観的なアレです。

かねがね疑問だったことに
「なんでこんなに発達障害がクローズアップされてるのに自分が発達障害かどうかたがすぐにわからないんだろう」ってのがありまして。


世の中の発達障害チェックサイトってたくさんあるんですけど、どれもこれも
「あなたは発達障害かも」
って書き方で終わってるんですよね。かも、です。
チェックリストは提示していても絶対断言しない。
無料サイトだからなのかなーと有料サービスでそんなことやってるとこ無いか探してみたんですがそれも見当たらない。診断テストとか売ってないかなと探しても売ってない。

それならば自分で自分を診断してみようじゃないか、と手に取ったのが本書です。

「最後まで」読むとなんでオンラインで発達障害診断してないのかがわかります。
…ってネタバレしてしまいますけど、最後に出版社の関連本の広告が入ってるんですね、もちろん発達心理学関連です。
その中に発達障害の診断テストの広告もありました。


そこに!!

トレーニングを受けた人しか買えませんって書いてました。
なるほどー。
ま、そらそうですよね、病院で時間をかけて判断してもらうようなものですもんね、そらなんのベースもないパンピーにはやらせませんよね。よくよく考えたらわかることでした…

出版社のサイトでの説明はこんな感じです。
以下引用→
現在、日本には多くの種類の心理検査がありますが、一般に心理検査の実施、及びそれに伴う診断と予測に関しては、次のような点に留意する必要があります。


 心理検査を実施する場合には、検査者が十分な知識と経験を持ち、また結果の解釈やその伝え方に習熟していることが必要です。
 投影法などの実施や判定の解釈などが複雑な心理検査は、十分な経験を積んだ専門家のみが使用できます。
→ここまで

http://www.kanekoshobo.co.jp/company/c670.html
申し込み書のところを見てみると大学院生(院生は教授の監督が必要)以上ってかんじですし、本気でその道目指す人しかできないってことですね。



さて、全然中身には触れていませんがご想像の通り診断する側の本です。自分以外の別の立場から自分の悩みを知る系の本が好きな人にはおススメです。専門知識が無くても発達障害に関心が有れば読める難易度です。文字も大きいのがうれしい。

学べること

発達障害診断のテスト方法、評価方法
テストはシロウトが簡単にできるものではない!こと

使えること

日常生活に役立つ情報はないかな…受診したい方は心構えはできるかも